プログラミング上達には欠かせない、ある1つの考え方

世のプログラマなら持っているべきモノ。
初心者プログラマは持っていないであろうモノ。

それはある1つの考え方。
初心者の方はこれを意識することで上達がグンと早まることでしょう。



それは「楽をしたい」という思い

「一生懸命がんばっているのに「楽をしたい」ってどういうこと?」
と思われるかもしれません。

ただ、プログラミングにおいてはこの「楽をしたい」という気持ちが
とても重要なのです。

以下で理由を説明しましょう。

プログラミング前の「楽をしたい」

プログラミング前の「楽をしたい」気持ちについては、どちらかというと上達してからの方が重要になってきます。
ですのでこの部分は飛ばしてしまってもかまいません。


プログラミング前、つまりどういったものを作るか?の段階で
「楽をしたい」気持ちが必要になります。


これは何もプログラミングに限ったことではありません。

階段の上り下りが大変で「楽をしたい」と思ったからエスカレーターやエレベーターができたように、
「楽をしたい」と思った瞬間、自分が目指すべき目標が決まるのです。

あとはその目標に向かうためにはどうすればいいか、どんな技術を身につければ
前進できるか。1つずつ勉強していけば、いつの間にか上達しているというワケです。

プログラミング中の「楽をしたい」

ここからは割と簡単なお話です。

コード内に何度も同じことを書くのは大変です。
コピペをすればいいじゃないかとお思いでしょうが、ソースが冗長になってしまいます。

Forなどのループを使用する

説明するまでもないと思いますが、何度も同じ処理をする場合はループを使いましょう。

クラスや関数に分ける

「変数の内容を変えれば何回も使いまわしできそうだな」と思う処理があるようなら、
クラスや関数に分けてしまいましょう。

例えば関数の場合は
「同じような処理を3回以上記述するなら関数にしたほうがいい」
とはよく言われます。

数行~数十行の処理をコピペするくらいなら関数にまとめてしまえば
実際に呼び出すときは1行で済むのでたいへん楽になります。


できるだけ同じ処理を書きたくないという「楽をしたい」気持ち。
これを意識することが上達への一歩です。

プログラミング後の「楽をしたい」

プログラムが完成した後、もう一生ソースを変更することはないと思いますか?

そんなことはありませんよね。
あるパターンの時にだけバグが発生した!とか、新しい機能を追加したい!とか
ソースを修正や追加する機会は多々あります。

その機会が、プログラムが完成した次の日であればまだしも、
もしかしたら1年後になる可能性もあります。

そんな時に、去年組んだソースの内容を果たして完璧に覚えているでしょうか?

もちろん思い出すためにソースを眺めることになると思います。
そして眺めながら思うはずです。
「この処理、いったい何をやってるの?」と。

そうならないために、以下のことに気を付けましょう。

コメントを書く

とても大事なことです。

プログラミングをしている最中はあまり気にしていないかもしれません。
「頭でわかってるから大丈夫」とか「コメントを書く暇なんて無いよ」とかいろんな理由があると思います。

それでも絶対に書きましょう
1年後の自分は間違いなくソースが読めません

そのとき

# 変数Aに1を代入する

こんなコメントを書いてはいけません。
いくらなんでもそんなことはわかるからです。

書く場合は「このブロックでどんな処理をしているのか」や
「なぜこの処理を入れたのか」等を書くといいです。


プログラミング後、つまり未来の自分が「楽をしたい」と思うために
プログラムを組みましょう。

さいごに

「楽にしたい」というのは決して悪い事ではありません。
人々を楽にさせるためにプログラマは存在しています。
「楽にしたい」という意識を心に留めておいてください。